脱毛が肌(皮膚の表皮)に与えるダメージ
はるか古代ローマ時代から、男女とも行なっていたらしい「脱毛」。
ムダな体毛を取り去って、ツルッとしたお肌をアピールしたい気持ちは、時代やお国がらを問わないということでしょうか。
とりわけスネやおなか周りに、クログロとした長い毛が生えていると、やっぱり男女問わず「どうにかしたい」と思うのは、まぁ無理からぬところですよね。
「毛深い男性が好きな若い女性は3割程度」という、フィンランドの調査結果もあるそうです(その代わり高齢の女性の6割は、「毛深い方が好き」と回答したそうですが)。
どうせ脱毛するなら一度にパパッとやってしまいたいところですが、その前に「脱毛がお肌に与える影響」については、常識としても知っておきたいところですね。
毎日せっせとカミソリでムダ毛の処理をしていると、肌はどうなってくるのでしょう?
いわば「体毛と同時に、カミソリで肌の表皮を削り取っている」わけですから、当然皮膚の表面は傷ついてきます。
毎朝ヒゲを剃って出社している男性諸氏は、剃る時にシェービングフォームを使ったり、あるいは剃った後にローションを塗ることで、肌荒れ・カミソリ負けなどの皮膚へのダメージを、最小限に食い止めようとしているわけです。
(ちなみに「毛を剃ることで毛の色が濃くなる」というのは単なる迷信、事実ではないので気にしなくてOKです。)
顔のヒゲだけでなく、身体の特定のパーツを脱毛する場合もまったく同じです。
鋭利なカッターで体毛を削ぎ切るという行為は、皮膚に必ずダメージを与えてしまいます。
「仕方ない」と割り切るにしても、カミソリを使った除毛を今後も繰り返すつもりなら「脱毛前後の肌ケアを、しっかり行わなくてはならない」ということです。
途中で毛をカットしているだけですから、毛根(毛乳頭)は当然残ったままになりますね。
毛が伸びるサイクル(毛周期)は「成長期→退行期→休止期」と移り替わっていきますが、サイクルの終わりはあくまで「休止」、毛母細胞がちょっと活動を休んでいるだけでいずれまた細胞が分裂し、毛が成長サイクルに入っていくわけです。
たかが脱毛、されど…自分にあった脱毛法
最新式の家庭用脱毛器を購入したり、あるいは美容クリニックに通院するなどして、「レーザー脱毛」にトライしてみるというのはどうでしょう?
もちろんOKですが、そのぶんコストがかさんでしまうので、フトコロと相談ですね。
(でも多少高くてもOKなら、実は「家庭用のレーザー脱毛器」がベストです。その理由はこちらをご覧ください。)
医療機関にあるレーザー機器に比べると、エステは出力が弱い機器を使わざるを得ないため、通院回数がそのぶん増えて費用も高くなる傾向にあります。
レーザー脱毛は、間隔をあけながら毛根に少しづつダメージを与えていくので、一度脱毛が完了すれば数ヶ月程度OKですが、それでも上で述べたように、毛根ががんばって復活しようとする身体のサイクルだけは止められません。
ちなみに「永久脱毛」という言葉をよく聞くとおもいますが、実はこれは定義のはっきりしないフレーズで、毛根(毛乳頭)をレーザー破壊して3~6ヶ月程度毛が生えてこないようならひとまず「永久」扱いしておこう、という程度の話です。
毛根も人の身体の一部、新生・再生能力を有していますから、「永久脱毛したはず」の箇所から再び毛が生えてきてもガッカリしないほうがいい、ということですね。
(なお医療機関で行なう脱毛は「医療行為」となりますが、エステではそう解釈されないため、宣伝などで「永久脱毛」という言葉自体が使えません。)
家庭用の脱毛器やサロンでのレーザー脱毛は、感じ方の個人差はあるものの、毛根を焼く時に多少ピリピリ痛むことをガマンしなくてはなりません。
しかも家庭用の脱毛器の場合は、メンテナンスとしてパーツの掃除や交換等も、たまにはしなければなりません。
要するに、「脱毛はお金さえかければ上手くいく」わけでは無いのです。
肌への影響・金銭的なコスパ・脱毛後のスキンケア、そして通院や機器メンテナンスなどの時間換算コストも含めて、さまざまな点から長い目でみて、今の自分に一番あった脱毛ライフを考えなくちゃいけないのです。
「たかが脱毛、されど脱毛」なのです。
脱毛クリーム おすすめの理由と注意点
「ん~なかなか面倒だな。でもとりあえず、脱毛はやらなくちゃだし…」と思案中の、そこのアナタ!
それなら妥協案として(笑)、オーソドックスではありますが「脱毛クリーム」はいかがでしょう?
これは毛を溶かすアルカリ性の成分を含んだクリームで、「除毛クリーム」とも呼ばれますが、昔からドラッグストアなどでよく見かけますよね。
最近は肌へのダメージを抑えるため天然保湿成分を配合し(ドラッグストアなどの安価な市販品は、この方面への気配りがイマイチのようです)、しかも脱毛効果も高い優れた脱毛クリーム製品が、色々とリリースされていますよ。
(ちなみに「脱毛ワックス」もありますが、これはワックスを脱毛したい部分に伸ばし、固まってから毛根から剥がし取るタイプの製品で、毛を溶かして拭い去る脱毛クリームとはその点が違います。ただしワックスも毛穴を柔らかくしてからはぎ取るため、痛みはほとんど感じません。)
いずれにせよ「脱毛時にまったく痛みを感じることがない」のは、脱毛クリームの大きなメリットです。
毛がまた生えてくる以上、脱毛は何度か続けることが前提ですよね。
「前に脱毛した時は痛かったな~」というトラウマがやるたび残るようでは、続くものも続かなくなってしまいます。
なお、アレルギーが心配な方は、製品記載の含有成分に必ず目を通しておきましょう。
試供品でパッチテストをしたり、あらかじめ製造元や販売先に細かな配合成分を問合わせておくのも良いですね。
ということで、以下に男女どちらにもおすすめの脱毛クリームを、厳選してご紹介いたします。
【男女兼用で使える脱毛クリーム】
プレミアムリムーバーミルク
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EpiSara(エピサラ)
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パイナップル豆乳除毛クリーム
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【男性向け剛毛用の脱毛クリーム】
Soransia(ソランシア)
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NULL 除毛クリーム
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【脱毛ワックス(女性専用)】
Angelica(アンジェリカ)
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